おっぱいに傷があるときは授乳出来ない?
 病院入院中、ちょっと乳首に傷が出来たということで、授乳禁止といわれ、おっぱいを吸わせないでいた為に母乳が出なくなったりすることがあります。傷ができても、授乳をしながら、そして乳頭にはそのつど薬をつけて治しながら授乳を続けることが大事なのです。

 乳頭を傷つかせないためにはそのひとつとして授乳姿勢が大切です。抱き方です。赤ちゃんをしっかりと抱き寄せましょう。あまりそばによせつけようとすると鼻を塞いでしまうのではないかと、ちょっと離し気味にしてしまうこともあります。お母さんは乳房から遠ざけようと無意識に離そうとしてしまいます。赤ちゃんの鼻は授乳中ちょっとした隙間から呼吸が出来ます。安心してそばに引き寄せてください。

 深く乳頭を吸わせないと傷になります。乳頭も引っぱられます。もともと乳輪(乳首の周辺で色がついているところ)が狭い人と広い人がおりますが、なるべく乳輪が見えなくなるように、深く吸わせましょう。乳輪部が広い人は一部、乳輪部が残りますが深く吸わせることが大切なのです。

 また、母乳を飲ませ終わった直後の乳頭の形をよく観察してみましょう。つぶし飲み、ゆがめ飲みなどになっていませんか?本来の自分の乳頭の形になっていれば、大丈夫です。元々、丸くなっている乳頭の形が、授乳をおえた直後に形が変わっているとか、その先端部分が尖がっていたりしていると、その部分が傷になったりします。赤ちゃんが口を離した時、すぐに自分の乳頭の形を観察してみましょう。自分のおっぱいを良く観る方は、あまりいないと思うのですが、乳頭はとても大切ですのでよく観察してみてくださいね。